昨日は韓国文化論講座「韓国の風水」の講師を務めた。日本で風水研究者自身による講演ははじめであろう。私は市民などにはよいプレゼントになると思い、また私を愛して下さる人々との嬉しい付き合いの時であった。農産物を持ってこられた方などもおられ、30人以上定員オーバーの参加に感謝したい。以前からのリピター、民団からの役員、市役所の公務員、中国からの留学生、友人や知人など一人一人にする挨拶が粗末になって心が残る。
朝から大学へ行き、講義内容の準備、プロジェクトのセッティング、椅子のキャスターを直し、研究室の模様変えなどしてお客さんや受講の人を迎える時まで体調は良かったが、講義直前に胸が苦しくなり若干安静にして座ったまま2時間講義した。風水の自然環境の原理、地脈からその脈に乗って生きている人への善し悪しの影響、風水信仰の影響を遮断するために日本植民地政府がその地脈を切るために朝鮮総督府庁舎を立てたので壊したのも風水信仰による暴力であっと語り、質問に応じながら説明をした。
私が村山智順の『朝鮮の風水』を韓国語訳、研究を発表したのは1990年、その後日本での風水ブームが起きた。韓国は墓風水の信仰、日本では住宅風水から環境論的な違いが明らかになった。風水は親孝行や祖先崇拝としてはあまり機能しないということで李朝の大学者の朴斎家は悪い信仰であると言った。つまり親不孝であっても墓の良い場所であれば子孫が繁栄するという信仰であるからである。
私の信仰はシャーマニズム、キリスト教、風水信仰などが混合しているとは思うが墓風水信仰も一部は確かに信仰している。人は自然を開発しながら生きるが、風水(自然)によって生かされているからである。来週の講座は「韓国の住宅」を大久保氏が担当、そこに風水がつながるかもしれない。期待したい。
*写真は林楽青氏撮影
朝から大学へ行き、講義内容の準備、プロジェクトのセッティング、椅子のキャスターを直し、研究室の模様変えなどしてお客さんや受講の人を迎える時まで体調は良かったが、講義直前に胸が苦しくなり若干安静にして座ったまま2時間講義した。風水の自然環境の原理、地脈からその脈に乗って生きている人への善し悪しの影響、風水信仰の影響を遮断するために日本植民地政府がその地脈を切るために朝鮮総督府庁舎を立てたので壊したのも風水信仰による暴力であっと語り、質問に応じながら説明をした。
私が村山智順の『朝鮮の風水』を韓国語訳、研究を発表したのは1990年、その後日本での風水ブームが起きた。韓国は墓風水の信仰、日本では住宅風水から環境論的な違いが明らかになった。風水は親孝行や祖先崇拝としてはあまり機能しないということで李朝の大学者の朴斎家は悪い信仰であると言った。つまり親不孝であっても墓の良い場所であれば子孫が繁栄するという信仰であるからである。
私の信仰はシャーマニズム、キリスト教、風水信仰などが混合しているとは思うが墓風水信仰も一部は確かに信仰している。人は自然を開発しながら生きるが、風水(自然)によって生かされているからである。来週の講座は「韓国の住宅」を大久保氏が担当、そこに風水がつながるかもしれない。期待したい。
*写真は林楽青氏撮影