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Channel: 崔吉城との対話
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ヒラリー・クリントン

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アメリカ大統領選にはいつも関心がある。前回私は黒人か女性かに注目したが、オバマ氏が大統領になった。韓国で女性の大統領が出たことに期待は大きかった。男尊女卑社会への挑戦としてであったが、今は非常に失望している。日本に住んでいて主に日韓関係や外交だけを見ているが、関係改善をしないのは大きい失敗だと思う。アメリカの大統領有力候補ヒラリー・クリントン氏は学歴や経歴などはもちろんであるが、彼女の知性に注目してみている。昨日は長時間米議会の公聴会、共和党議員たちの質問に対する答え、弁論を視聴した。辞書を引き知らない単語は調べながら、視聴というよりは仕事のようだった。
 主な背景は彼女が国務長官だった3年前、リビア・ベンガジで起きた米領事館被撃事件に関するものである。アメリカ政策のイスラム侮辱映画と言われたことと関連して悪魔独裁者のカダフィ政権がベンガジを爆撃することを事前に知っていながら措置をしなかったのではないかと疑われている。検事のような共和党7人の攻撃性ある怒りの質問に被告のような立場の彼女は途中で咳をしたことの他に落ち着いて静かにカームcalm微笑をして当時の対応に誤りはなかったとの認識を示し、「責任を取り、悲劇を起こさぬよう改革に着手した」とも語った。最善を尽くし、反論し、約11時間に及ぶ公聴会を乗り切った。私であれば我慢できず怒り、すべてを放棄宣言してしまうのではないかと思った。最近人をいじめるような発言をした人を叱ったことを思い出す。韓国では家長、老人は怒る権威があるかのように叱るべきことは叱らなければならない。しかし日本ではそれは敗北宣言に類するものであろう。クリントン氏に賛美を送りたい。

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