アメリカの大統領の影響は本当に大きいので驚く。私は四つの新聞を定期購読しており、日本、韓国、CNN, BBCなどのテレビを通しても情報を得ているがトランプ氏への非難や批判が圧倒的に多い。昨夜BBCはCNNと異なり、アメリカの国民から彼が強く支持されていると報じた。他の多くの媒体はそのことを報道していない。
私のメディアへの不信感は一層高まった。韓国で弾劾へ至るまでのメディアの操作、ねつ造はどうだろう。メディアへの不信は逆にネットへの関心に傾く。トランプと朴クネ両大統領がツイッターにより発信する気持が理解できる。戦前のプロパガンダ映画を非難する人は多い。否、戦前ではなく現在がよりねつ造が酷いといえる。昨日満洲映画を研究する林楽青氏との話、私は現在のプロパガンダ、ねつ造が酷いことと持続性について触れた。
生の情報や資料を編集して効果的に理解できるように報道するのは正当である。しかしそれがねつ造になりやすい。資料の選定や編集方法には真正性、正当性、客観性などがなければならない。その上本質を正確に把握しなければならない。トランプ大統領の例でいうならば彼の行動、発言の後ろには多くの支持者がいることが本質である。その支持について報道しながら批判するのが正しい順であろう。
昨日下関市長選の候補の一人の松村せいご氏が研究室を訪ねてこられた(写真)。同行した「ひまわり」の穴見幹男社長は釜山との交流を強調した。宣伝、PRは、少女像の釜山との関係は選挙の関心ごとになるのだろうか。4千人ほどの在日は投票権がないのではないかと言ったらほぼ帰化しているという。なるほど。
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言論のねつ造
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