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Channel: 崔吉城との対話
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分裂と統合

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今度の東洋経済日報に寄稿した文の一節に「大国」なる国、「小国」なる国、それぞれ心理的なメカニズムがあるのではないだろうか。大国は大国になった、小国は小国を作ってきた歴史があろう。古代朝鮮は旧満州まで広い三国時代から、高麗(今の朝鮮半島)へ縮小、戦後それが南北に分断されたと記した。このように朝鮮は分裂されてきた歴史がある。世界的に見ると分裂と統合は常にあった。ソ連やユーゴスラビア連邦などが崩壊したが、それは国際情勢の変化によるものと言える。しかし、本質は分裂独立の心理があったのではないだろうか。
 沖縄と日本政府とは米軍基地をめぐって激しく対立する。沖縄県の翁長知事が海外で訴える。地方創生、地方分権のためであろうか。私には異様な気がする。李儁らがハーグで日韓合併の不法を訴えたことに似ていると思われる。合衆国unitedなどでは地方自治をしているが、軍事外交では中央が権限を持つ。それが国家の最小限の条件である。沖縄が日本の香港であるかのように思われる。これは地方分権を越えた分裂であろう。基地なしの楽園を作りたいということだろうか。

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