記念式の参加のために韓国から来られる張竜傑教授夫妻が空港でパスポート期限切れ、出国不可とされたという電話で宿泊など迎える準備など騒ぎになった。彼らと共にする予定の夕食の約束も私たち夫婦だけがご馳走になった。再発給してもらい、行事には間に合いそうだと言う。去年韓国人の講師が同様なことがあり、私も二十数年前あったハプニングである。将来はEUのようにパスポート不要な時期が来るだろう。
出版記念会には意外に参加者が多くなっているが、中には友人の予定者からキャンセルといわれ私が「縁切りか」と冗談の一喝、参加することとなった。その訳を聞くと81才でも会社の会長であり、それは名だけの役職ではなく、実際に労働しているし、当日は大事な仕事があったが、何とか出切る事になったとのことだった。若者はコンピューターのデスクワークであり、高齢者が労働者になる職場の構造の異変が起きているということもお聞きした。若いハイカーラーはデスク、高齢者は現場、面白い話である。しかし高齢者の彼は現職、労働者であることが楽しいという。労働の質、価値観の昇格である。*写真は韓国で出版された本
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「縁切りか」
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