今年の最後の講義では「美」を以て話をした。「虹」(rainbow,무지개)はなぜ美しいのか。人の認識の創造、美意識は創られると。青年時に読んだロンフェーローの詩を思い出して引用しながら私の話は無限に拡がっていっていた。また化粧の話にもなった。ある女学生が「不美人が化粧をするものだ」と言った。化粧は不美人の専用か、欠損を補うものか、美容整形はファッションのためか。私の話はパーソナリティー、つまり個性の創造であるという結論に至った。2年生の留学生たちにこのような内容を日本語で講義ができるということが嬉しかった。新年も講義は続く。
お知らせがある。2017.12.25の月曜日12時50分から今大きく話題になっている北朝鮮について島根県立大学の福原裕二教授によって「日朝関係北朝鮮」という講義がある。メディア中心の話題とどう違うのか、深められるか、考えてみたい。好き、嫌いの世間一般とアカデミズムとはどう違うのか、議論していきたい。日本はなぜ敵対対立しているのか。その実態に迫っていきたい。今年最後の講義である。関心のある方はぜひ参加して一緒に考えてほしい。