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Channel: 崔吉城との対話
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長い旅

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 冬の温泉町のホテルでは私と林さんだけ、お茶も用意していない。不親切でこのように客なしに至った状況が伝わってくる。朝バス停へ歩きながら久しぶりに道を尋ねたところ78才の男性がいろいろと話をしてくれた。「どこからこられたか」と、私が「下関から」といった。「朝鮮半島両国は無くなる…」と金正恩のバスケットなどの詳しい情報を語り私も知らないことを延々と言った。互いに知らなくてもすぐ親しくなるのが高齢者の対話、それができるのはメディアによるものである。おそらく彼は家の中のテレビ大好きの一人であろうと思った。彼はなぜ私に朝鮮半島の悪口を言うのか、それは私が日本人と認められたことか、あるいは韓国系と感じたのか、その実を言う前に彼と別れバスにのった。窓が広く観光を意識したものであり、市内観光のように市内を眺めた。雪景色の南アルプスや城などを見ながら松本駅についた。
 林さんは満州映画を研究し、二人で話し合う良い機会であった。今回の映像民俗学のことを振り返りながら話をたくさんした。学会とはいっても鑑賞が主であった。映像作品を見てプロやアマチュアと区別がつき難く、その意味などを学問的に議論すべきであろうと思った。上映の後時間になり時間がないと終わった時も結構あった。コメントをしようとしても時間がない。鑑賞が主であれば集まって議論すべきではないとも思った。人との付き合い、考える時間になってほしい。茅野住の家内の弟が迎えにきてくれ、昼食し、信号の多い道路を走って空港へ、30分遅れで飛行機が出発。3泊4日長い旅は実に長かった。


豪華クルーズ船

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 昨日イタリアの豪華クルーズ船「コスタ・フォーチュナ(Costa Fortuna)」が下関港新港に初寄港し、多くの中国人観光客を迎えた。商業的な期待が大きかったようであるが、大部分福岡でショッピングするということで下関は失望している。下関にはそのような大多数の客への対応が用意されていない。下関が戦前の大陸の門戸であっという思惑にただ固まっている。港の繁栄を積極的に図らず福岡に吸引されて衰退一歩である。多くの総理を出しても当選のための選挙区に過ぎず優先されることはない。市みずから努力しなければならない。新市長には新鮮な政策を期待する。アジアを見る行政や観光の政策が施行されてほしい。中国や韓国の観光客は距離的にも近い福岡に関心が高い。

火遊びに夢中

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 昨夜生放送のプライムニュースでは韓国とアメリカの金正恩“斬首作戦”について、自民党副幹事長・佐藤正久(元自衛官)氏は限定的な作戦、金正恩指導体制を全滅させる短期作戦、烏山から平壌まで7分の作戦だという。「米国はやる可能性はある」という。大変恐ろしい番組であった。怖くなる。トランプ大統領を非難する人が多い中、彼に期待するもの(?)は多い。危機状況の韓国はどうであろうか。火遊びに夢中な政治家たちは気が付いていないようである。朴クネ氏処罰と選挙ブーム一色である。
 

シャーマニズムの死後観

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 昨日の読書会ではメンバーの田辺氏が13万坪の農地を購入したという嬉しいニュース、校正と印刷、韓国からの訪問者、韓国のある大学の総長から本学長を通して迂回して私に届いた土産、卒業生の就職関係者などで研究室が混雑した。メインの勉強会は松本の学会の報告であった。二つのポイント、一つは坊さんの聖職的役割と葬儀屋という職業的役割の二面が社会一般的に機能していること、もう一つは柳美里氏との鼎談であった。シャーマニズムの死後観を聞かれて、私は死がこの世とあの世を厳格に区分するのではなく、恨みと祟りによって繋がっていると説いた。社会には多くの恨みが生まれる。冤罪も多くある。死んで祟るというシャーマニズムが希望の信仰かもしれない。

青瓦台と拘置所

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 曼荼羅、極楽と地獄を描いた仏教絵である。韓国の曼荼羅、極楽の青瓦台と地獄の拘置所、それは韓国の大統領であった朴クネ氏の曼荼羅人生、青瓦台と拘置所の対照的な悲劇である。私は数回困難な時、法に問いたい時があった。しかし一度も告発や法に訴えたことはない。法は正義ではない。朴氏の父娘を知っているような気持ちで彼女は絶対に「賄賂不正はしない人」と信じている。しかし拘束されている。電話で私に所見が求められ、今朝の毎日新聞の社会面に「賄賂という容疑も信じがたい」と記された。私の持論「人生には天国と地獄が共存する」。

喜悲交叉

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 昨日新年度の辞令交付式で東アジア文化研究所の所長の辞令を拝受いたした。7年目である。交付式で初めて登壇した副学長のスピーチは短期大学から大学を育て上げた体験談であり名演説であった。話を掛けてみた。彼は私の論文などを読んでおり、すでに私の名前を知っているという。親しくなりそうである。その直後私は研究所で本を分類、整理をした。資料とスペースを持っているだけ感謝と幸せである。フェースブックに友を申請する人がいる。「ここにも1人 疑うよりも人を信じて生きていくことを選ぶ古い教育と躾を受けてきた韓国人がおられる」など数回投稿している。嬉しい。柳美里氏から数冊の本が届いた。これもまた嬉しい。残念なこともある。朴クネ氏が涙を流したという。月刊朝鮮4月号巻頭文で「今大統領になりたいという人物の中には朴大統領より能力や品格がより良いと思われる人を探すのは難しい」と述べている。喜悲交叉する現況である。

入学式

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 下関でも桜が咲き始めたが、韓国の南部より咲き遅れている。自然現象ではあるが不自然にも感ずる。下関は閉塞、閉鎖的な地方都市、「万年与党地」と言われる。アジアに接していながらアジアに向けては積極的ではない。アジアからの留学生が多くても卒業式や入学式がメディアに紹介されることはない。昨日の入学式では櫛田宏治学長が式辞で近くはアジアとつながり、世界とつながっている。世界は大変なスピードで変化、先の見えない時代、その多様性と最先端に触れて、足元を固め、世界に挑戦、大きく飛躍していっていただきたい。留学生は母国を支えていく人材とならなければならないと述べた。

 

『絵葉書から見る近代朝鮮』

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  戦前の絵葉書に関心を持ち出版を進めてきた。5年余りの年月をかけてソウルの民俗苑から7巻を一セットで近刊のはこびとなった。日本語、韓国語の主文、写真キャプションは英語も記した、まさに国際的先端の出版と言える。出版事情が良くないにもかかわらず私が強く勧め、佐賀県立名護屋博物館所蔵の朝鮮関係のものを浦川和也氏が編者、私が企画・監修したものである。『絵葉書から見る近代朝鮮』(セット定価580.000ウォン)。日韓の漢字(略字)の差によって調整にも1年余りかけてやっとOKになった。写真集に終わらないように分析が必要である。日本帝国全体の出版に向けて進行させたい。そのためには販売まで気を配らなければならない。それでもすでに大きい荷物を降ろした気分である。

이 책은 일본 사가현립 나고야성박물관이 소장하고 있는 한반도 그림엽서 2,651점을 주제별·시기별로 편집하여 7권으로 엮은 사진(엽서) 자료집이다. 한반도의 그림엽서 피사체는 한반도 전역에 걸쳐 있으며, 지금은 이미 소실되었거나 볼 수 없는 풍경과 건축물, 문화재, 사람들의 생활상이나 생업, 문화 등을 찍은 것으로 20세기 전반의 한반도 모습을 볼 수 있는 귀중한 역사 자료이다. 그러나 한편으로 엽서는 일본인을 주요 고객층 으로 일본인이 제작하고 발행한 것이기에 당시 일본인들이 조선인들을 바라보던‘시선’이나 인식이 있는 그대로 투영된 자료이기도 하다. 이 두 측면에서 한반도의 그림엽서를 고찰하면 일본근대사·한국근대사·근대한일관계사는 물론이거니와 민속학·문화인류학·고고학·지리학·미술 사학 등 다양한 학문 분야 연구에 도움을 줄 수 있는 보기 드문 자료이다.


フェースブックの「友」

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 朝起きてからツイッターでトランプ大統領やペンス副大統領、韓国のニュースなどを見ている。投稿者本人がツイーットtweet投稿する新鮮なものが多い。私も長い間投稿している。その都度反応があって面白い。私としては私事でありながら多くの人と意見を共有するのは楽しいので続けている。以前には手紙などをよく書いたが今はネットが多い。中にはネットで非難誹謗も多いが我慢するか返事をする。最近はそんなことは少なくなり、むしろ互いに尊敬しあう友人になる人が多い。フェースブックの「友」が訪ねてくることは以前にも触れたが来週も約束している。今朝私の友人の紹介で、60代の京大大学院生の女性からのメールが届いた。フェースブックでは「先生の素敵な生け花」、『恨の人類学』の愛読者であるという。嬉しい。投稿を続けたい。*黄色バラが咲きました。

 

リサイクルセンター

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 原稿校正で外出は3日ぶり、花見を兼ねて市議員の田辺よし子氏の職場の下関市リサイクルセンターに寄った。社会福祉を含む仕事の現場のようである。リサイクルセンターはゴミ捨て場のようなイメージとは全く逆な印象、生産工場であった。ダンボールや新聞紙などがコンベアから流れ、1トンの塊になって出る現場を見た。田辺氏は清末の山に労働者を抱えて13万坪の果樹園を含む山を最近購入した。現場まで夫の田辺正樹氏が案内してくださった。みかん、柿の木など果樹園と森林の豊富な山である。鹿の被害が多く、悩みであるという。私は鹿とは「首が長く、悲しい動物」という詩を覚えているがそのイメージとは異なる。帰り道に火の山のチューリップと桜の花見に行ったが期待外れ、もうしばらく待たなければならない。私のイメージは実態とは異なるものが多く、それが逆に新鮮さを感ずる。

無料タクシー

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 在日の方の青木氏から電話、大学へ行かないかと言われ、数分後にマンションの下で待っていた。彼はタクシー運転さん、大学まで送ってくれるという。後ろの座席には彼の奥さんが乗っていた。二人は昼食しての帰り、デート中のような車に便乗させていただき、大学まで安全運転、無料で乗った。車中での会話も嬉しかった。先週軍票や彩券などを長い間、お借りしていた丹田三郎氏(昭和4年生)にお返しに行った。電話して行って呼び鈴を数回、無答、玄関で呼んでも返事がない。名刺をおいて、帰る前に家内が確認の電話をしたら返答、家の中で待っておられたが、呼び鈴は耳に入らなかったようである。会って話すことができて感謝。彼の嬉しそうな表情が忘れられない。下関に住んでこのような付き合いは多い。この町に住み、よりこの町の人々が愛しく感じるこのごろである。

圧力と脅迫」か「理解と対話」か

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 オバマ大統領にはかなり期待する気持ちが大きく、ノーベル平和賞も先払い式で授与された。私も黒人大統領に大いに期待した。しかし当選後は玉座に安住し8年間「無事に」、そしてアメリカの力は低下した。今世界はトランプ大統領に注目している。彼には否定的な傾向ではあるが彼の言動は注目されている。アメリカ軍がシリアに対する空爆を実行した。次に北朝鮮はどであろうか、実力行使が注目される。日本は10年以上「圧力と対話」の矛盾な標語を繰り返しながら北朝鮮を敵対している。日本の本当の政策は「圧力と脅迫」か「理解と対話」か、どちらであろうか。

*photo by NBC

大地の鼓動

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 4月も中旬に入り下関もようやく桜が満開、美しい季節の変化を感じている。わが家の窓辺の鉢物は季節感が朦朧。夏のハイビスカス、バラ、ジャスミン、蘭類などが咲いている。東洋ランは咲くだけではなく、香ってくれる。香りから花の囁きが感じられる。線香が死者と以心伝心の交流であるように。外はどうであろうか。大地が変わる。啓蟄解凍を過ぎ、畑仕事が始まっている。Pearl Buckの小説「大地」を思い出す。地球は変動する。地質学、地震学などの科学とは違って、芸術家はどう感じて、どう考えているのだろうか。堀研画伯の「大地の鼓動」を、自然界の一瞬一瞬を描きとった作品が東京(4月11日~24日)と福岡(5月13日~21日)で展示される。 福岡には見に行きたいと思っている。

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   「激-行く川の流れは絶えずして」

「安氏で安心」

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 韓国の政治的混乱、北朝鮮の乱暴性など東アジアが緊張している。韓国の状況が変わりつつある。反日を大きい標語としている文氏を抑えるような傾向が表れている。「安氏で安心」になるのだろうか。私にはわからない。優勢、世論に乗るだけではなく、世論と政策を作れるか、期待する。私が期待する心中には学歴の要素が大きいか否か自問する。学歴社会を批判しながら自己矛盾を感ずる。学歴とはいっても世界的に見ると比較にならないが、いざという時の判断の寄りどころになるかしれない。学歴が韓国の近代化をもたらしたことは認めなければならない。彼は今、韓国での刑務所から大統領へ、大統領から拘置所へなどの険しい路程の前に立っている。

愛犬を以て世間を見分ける

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 春の悪天候の中、愛犬ミミの予防接種のために動物病院へ、私が抱いて助手席に座った。他車からの視線が気になる。私が美女(犬)になったように意識している。視線を送る人、そうではない人を見わける。良い人と悪い人、優しい人と冷たい人…無限に想像する。自分の愛犬を以て世間を見分けるような態度はどうだろうと考える。それが偏見であると確かめる。美女と思う女性、偉い人と思っている紳士こそが偏見人であろうとミミを膝の上に乗せて思ったりしてみた。


家内の誕生日

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 今日は家内の誕生日。昨日前夜祝いにヤスモリで焼肉で夕食を楽しんだ。私は最近体重を若干減らしてかなり楽だと同席者に自慢した。どのようにして体重を減らせたかのと聞かれた。「信州術」と冗談。松本で3泊4日のソバ食によるものであると笑わせた。「信州ソバ」は有名な健康食、観光商品化もされているが私には貧困時代を思い出すものである。先日の学会での松本では明品として味わうことはなかった。
 ソウルの北部に住んでいる姉から家内の誕生日のお祝いのワカメが届いた。戦地からのお土産のように感じているが、韓国の国民は太平。韓国人は「戦争」はあまりも耳慣れた言葉であるからであろう。北朝鮮の国民も「火の海」はやはり聞きなれた言葉であろう。私は大げさに感じているのかも知れない。朝鮮戦争のトラウマがあるからではないかと思う。*写真は家内の幸子と姉

「語り芝居」

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 新学期の初講義。クラスで出席簿を見ながら漢字で書かれた名前をどう呼ぶかは難境。ベトナムの女子学生たちの姓には、5名全員にテイが付いている。「女」という性別を意味するのだという。韓国の学生の女性の名前に「子」「順」「淑」などが付くことと比較、アジアの名前についての話が進んだ。その講義名は「アジア言語文化」。桜の便りは毎日、誘いの行事も多い。音楽会や展示会なども多い。順次に紹介したいがその一つ、大越氏の案内のイベントが来週4月22日(土) 下関長府庭園にて行われる「面白きこともなき世を面白く」語り芝居がある。「面白」が重復されるほど面白いだろう。その面白さと何だろう。高杉晋作・野村望東尼を題材に12人の声色を変え演じる岩城朋子「語り芝居」という。ぜひ行って見たい。

「ア(悪)カシヤ」

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 日本は全国的に桜で装われ、花見も盛りになっている。苗木を植えて成長して桜は全国的により拡がり桜の全風景になっていくようである。植民地朝鮮にも染井吉野を植木し、植民地の花として嫌がれた時もあったが脱植民地になっていくのだろうか。今ではその残りが韓国の桜の名所となり、花見で賑わっている。中国といえば反日国家であるが全部ではない。大連では日本時代の「アカシアの大連」が今「アカシア祭り」として賑やかになっている。「ア(悪)カシヤの韓国」と「アカシアの大連」は対照的である。 清岡卓行が書かれた「アカシヤの大連」を読みたい。

   

「教育、教えることとは何か」

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 朝から研究所の資料室、所長室、研究室の3か所で資料を探し講義準備をした。しかし講義は単純であった。2年生初時限では私の講義方式を披露するのが普通である。アメリカ名門大学というハーバード大学の講義を例にして始まる。映画「ペーパーチェース(紙飛行機)」の講義の場面、また同大学のマイケルサンデル教授の質疑討論式講義の映像、寮生活、スタディグループなどの映像を以て「教育、教えることとは何か」を説いた。そしてマイクを回して韓国、中国、ベトナムの学生たちの意見を聞いた。笑いもあり、和気あいあい。読み書きも含む授業は楽しかった。講義が終わった後、家内と印刷所へ。最終段階の校正であるが筆者によっては、初校のような状態。印刷所の退勤時間5分過ぎ、残った仕事を持って帰りに二人だけでもう一度家内の誕生日を祝って夕食をした。

金日成誕生日

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 4月15日は金日成の誕生日で緊張の祝祭日であった。一般的に言って死んでから死者が祖先になるのが東洋の祖先崇拝であるが、誕生日を以て記念し、英雄化するのはアメリカワシントンなど西洋の考え方である。金日成はスターリンや毛沢東と同様にミイラ式に保存されている。死んでも生きているというように年号と記念日にもなっている。日本と北朝鮮は非常に似ている。日本の天皇制は歴史上確固不動なものであり、「退位」といっても天皇の数が増えることになるようである。

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