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Channel: 崔吉城との対話
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下関の庶民史

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 今私が住んでいるところには植民地時代に朝鮮半島の日本村出身の方が多い。私はその研究対象のフィールドでもあった下関に住むようになった。いま考えると劇的な話である。私は昨日「楽しい韓国文化論」でその戦前の日韓関係について話をした。
 1968年に巨文島の白島旅館に泊まったことがある。その旅館は戦前の日本村の遊郭「喜楽」であったという。その島は日本村、「遊郭村」ともいえるほど遊郭が多かった。たくさんの漁船が集まり波市といわれる大きな魚市で栄えた日本村を作った方が下関市湯玉の木村忠太郎氏である話をした。その戦後はどうなっているのか。庶民史に迫って話した。ここのメディアや市民は倒幕明治維新を掲げて叫んでも庶民の生活史には無関心、無知である。下関市議会議員の板谷正氏、市役所の大江敏彦氏、藤川雅宏氏には感謝である。
 その木村氏のお孫さんの堀麗子氏のご息子の堀研画伯夫婦が参加して下さり巨文島に訪問した時の話をして下さった。母親が子供の時は植民地での幸せに暮らしたという美談は自分は一蹴して真剣に受け止められなかったとのこと。戦後の韓国の反日教育に対になる態度であった。貴重な証言であった。終了後には福岡から参加した朴米雄牧師と田中氏とはキリスト教史について談話した。
 昨夜は闇の中の赤間神宮では階段を舞台にした照明により豪華なミュージカルショー(代表伊藤壽真男氏)が行われた。下関の近代史が一目で楽しく分かるものである。2回目、さらに新鮮さが溢れた。帰路には中秋の名月が関門大橋に掛かっていた。


受講生

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 講義に受講生が多くなったのはよろしい。ある学生は多国籍の留学生と年齢差のある市民と一緒になっていることの新鮮さを語った。ある市民は学生たちの居眠りを指摘した。日本語が十分ではない学生が居眠りすることに私は、全く言葉が通じない場面にいること自体が日本語の勉強の始まりであるといった。私は日本語が解らずただ座っていた年月が長かった。それは辛い我慢の時間でありながら表情を観察し、把握しようとするチャンスでもあったと話した。つまり言葉が不通の対面も学習の一段階である。また言葉が出来てもつまらない話を我慢しながら聞かなければならない時が多い。それは社会生活の基礎である。
 

 

台湾で「慰安婦」について基調講演予定

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 毎日書く本欄は私の日記を兼ねている。しかし日記そのものではない。長い年月日記を書いたが最近は本欄が日記を兼ねているので、別に日記は書いていない。私生活、迷惑な話などはあまり書かない。ある人は「それでも客観的か」、と言われるかもしれない。共有、知らせ、思考、エッセイ風になっており、意見交換や議論することもできる。新聞などの媒体は一方的であり、個人的なコミュ―ニケーションができない欠点がある。私のネット上の「友」は下関に多い。ただまだネットでは通信できない電話・ファックス世代の方が多いのでハガキや口コミが必要である。各種行事をほぼブログ、フェースブック、ツイッター、ホームページなどでお知らせして交流ができる。連休に「慰安所日記」(仮)のゲラを校正した。自分の文章が磨き上げられるのが面白い。その本が出るころか、12月8~10日に台湾・中央民族研究院で「文化存亡への挑戦:エスニシティ間における和解と共生の可能性」という国際シンポジウムで「慰安婦」ついて基調講演をすることになった。*写真は私のフィールドノート

 

満洲映画

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 日本は満州を13年間支配した。否、満州鉄道史ではより古くまで遡れる。日本帝国の中国大陸やインドまでへの夢は大きかった。終局には悲惨な敗戦で終わってしまった。そこから大きい教訓を学んだはずである。夢と悲惨、侵略と敗北から自由と人権を学んだ。日本では満州で近代化構築の経験を積んだ日本人が戦後の日本の復興と開拓に大きく貢献した。
 日本は満洲で映画を多く製作した。昨日私に博士論文を指導を受けている林楽青氏が満洲映画について諸先生方の前で発表した。日本帝国は満洲に人材、技術及び文化を導入した。そして近代化、日本化を図った。戦争により中止、終戦で終わった。満映はハリウッド映画大地Good Earthに映る中国とは違った近代化の政策、それをイメージアップしたもの、幻の映画であると林氏は語った。
 

 

「女らしさ」

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 以前日本には虫や昆虫が好きな子供が多いと書いたことがある。生物の観察力を身に着けるのによい文化であり、よい教育であると思う。昨日の文化人類学の講義では「女らしさ」が話題になった。日本、中国、韓国、ベトナムの学生たちはそれぞれ日本人の化粧、服装、聲、喋り方、考え方、心理などの面で男性は礼儀形式が固く、女性は柔らかい傾向があると様々な指摘があった。特に日本の女性のトーンの高い声が目立つ。虫に対する態度にも男女の差があると、留学生キンギョンリョル君が指摘した。彼のアルバイト先でゴキブリが出たら男の自分に女たちからの視線が集まった。彼も嫌であり、結局女性が殺したという。鋭い観察である。今選挙で女性候補たちが「女らしい」声を上げて、得点を狙っている。小池、山尾、豊田・・・。流行、ファッション、ポピュリズムが民主主義を先導するようである。

選挙熱風

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 昨日天気予報では寒くなるといわれたが冷房をつけて講義をした。予報の外れ、選挙にもありうる。だから面白い。選挙熱風が吹いている。野党は口を揃えて安倍下ろしを訴えるが下関では感じない。メディア出身、ポピュリズム劇の演出者の小池氏、野党連携を目指して存在感を失った前原氏、群小野党の羅列になり自民党政治の永久、独裁政権化するのではないかという憂いがある。読書会では在日韓国・朝鮮人の差別、在中朝鮮族の優遇の対照点が話題になった。同じ朝鮮民族でありながら日本と中国の差、選挙権のない在日のために日本の政治家が、在日のための政策を出すことはない。在日自ら生きる道を模索すべきであろうと思う。*写真はベランダのエアコン外付け換気扇の裏側に咲いた花

ユネスコから撤退

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 ユネスコは文化遺産を保存するために働いている。ホロコーストの記憶を維持するなど。しかしイスラエルヨルダン川西岸のヘブロンの激しく争われている核心をパレスチナの世界遺産として宣言し、イスラエルとその同盟国によって批判される。これを偏見だとトランプ政権はユネスコから撤退し、非会員オブザーバーとなるという。
 2015 年には中国の「南京大虐殺」文書を登録した。今度は「日本軍慰安婦」を登録しようとする。慰安婦と性奴隷を同一視している。日本の学者や米韓の有力学者たちが反対する見解を出す準備をしている。ユネスコは、政治課題や目的が道具になってはいけないと思っている。無用な対立と混乱を惹起してはいけない。アメリカの撤退が理解できる。

大学祭「亜蒔祭」

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 一緒に大学祭「亜蒔祭」に参加した。雨により室内行事になりコンパクトな良い雰囲気であった。カレーで昼食、韓国、ベトナム、ネパールのお茶とお菓子のティータイム、過剰な音響、音楽と歌の公演も視た。高校時代からドラム演奏が得意だったというチェギョンチョル君がプロのように演奏をした。出店が並んでいる。学生たちは教員に対する表情が普段とは違っていた。積極的な笑顔と活気が見えた。一般の方々とともに教員も「お客様」として見るようであった。「学生はお客様だ」と私は常に思っているがそこでは学生が主役であり、教員を「客」として迎えていた。人に注目されながらサーヴィスすることや売ることは簡単ではないことを体験するだろう。私も楽しいひと時であった。


韓国籍の在日2世

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 二人の在日がわが家に訪ねてきた。一人は親しい友人の朴仙容氏、もう一人は初対面の李相進氏で、彼らは韓国籍の在日2世として、特に李氏は在日の存在が薄れて、アイデンティティの危機感を感じ、結束を図るはたらきをしようとしている。在日の代表的な団体の民団や総連が役割を果たしていない、人口の激減、同化に対しての無力感や危機感を感じているという。李氏は「門中」という血縁集団「慶州李氏同郷会」の設立総会を予定している。その会のために色々聞かれたがむしろ彼の講演を聞いているような時間であった。私は今は血縁や民族を超えた普遍的な愛の必要性を暗示する姿勢で対応した。

真弓智恵氏 「通信使ワーク」 

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<お知らせ>

 今週土曜日(2017.10.21,14-16時)「楽しい韓国文化論」が東亜大学13号館7階で行われる。

 真弓智恵氏 「通信使ワーク」 

 講師の真弓智恵子氏は佐賀県伊万里市生まれ、フリーライター。2000~2002年、韓国・東亜大学校と梨花女子大学に短期語学留学。少子化や高齢化をテーマにした長期連載や、歴史発見のシリーズ、九州や韓国をフィールドに九州の焼酎や焼き物、温泉、産業観光、特に沖縄タイムス夕刊「115歳・命輝く~本郷かまとさん介護日記」がある。「韓国伝統酒のふるさとを訪ねて」、共同通信社配信の連載「韓国伝統酒紀行」などがある。著書に『本郷かまとさん、長寿の日常』(南方新社)がある。彼女の韓国取材の話を含む長く続けている朝鮮通信使に関する取材のお話を楽しみにしている。

日本の食文化の不思議さ

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 以前は私も食事の準備をすることがあったが今は全くない。もっぱら家内に任している。それは家内の方が韓国料理が完璧であることを意味する。水キムチは美味しい。韓国食品商の友人に商品化を勧めるほどである。私は日本に長く住んでも日本食にはそれほど馴染んではいない。私の舌はなかなか日本化され難い。滑稽な風景にも感ずるものがある。天ぷらウドンである。わざわざあげた天ぷらや焼いた海苔をスープに入れて食べるのはどうだろう。それに抵抗がないのが不思議である。サクサクに作ったものをまたスープに入れて食べるのはなぜであろう。日本の食文化の不思議さと感ずる。

種播き

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 先週大学祭でドラマーとして登場した留学生3年生のチエギョンチョル君が研究室に訪ねてきてシャーマニズムを研究するという。彼はシャーマニズムの起源に関して調べた話をした。ドラム演奏は趣味だと言うので、私はシャーマンとドラムの関係について話しをした。専門家になるためには趣味やアマチュアのレベルを越えなければならないと話した。まずドラムとリズムの関係に関して専門的な知識と音感を体で知る能力をもたなければならないと言った。私は拙訳『シベリアシャーマニズム』を見せた。そして今私が韓国語で執筆中の『韓国の巫堂』の原稿を紹介した。私が多くの恩師たちから頂いた恩を返したいという思いである。私も種を播いている。

中国共産党大会

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 中国共産党大会の冒頭に習近平氏は、中国が「世界の舞台の中心に立つ」べき「新時代」を迎えたと述べたという。共産党政権の下での中国の発展モデルは「繁栄している」とし、ほかの発展途上国に「新たな選択肢」を提供したと。私は社会主義の専制国家がモデルになるのかと驚いた。普通近代化による社会発展は技術、経済、政治、文化などの面で行われるが中国は異例な例である。民主主義は発展せず経済的に開放進行している。政治と経済がバランスをとっていなくても発展するのは事実である。ひと昔前までは韓国や台湾も独裁政権でありながら今は民主主義の国家に変身している。国土を国有している中国にも資本主義の風が大部入っている。民主化も進むだろう。ただ長い貧困史があり、人民の多くは食べることが良くなったという実感があり、共産党が支持を得ている。

 

韓錫政氏講演予定

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 今日(土)は「楽しい韓国文化論」、(月)はワンアジア共同体の講義がある。すべて静かに着々と進行される。この次には韓国の東亜大学校の総長韓錫政氏の講演会を予定している。演説文の草案が送られてきたので読んでみると関釜連絡船の話、名演説になりそうである。下関の市民にも公開して聞かせたい。(日)選挙は例年に比べ静かである。重要な判断は静かに思考するところから生まれる。気分の高調にまかせて判断したら失敗が多い。森友学園の女性の叫び聲、韓国の諺「女性の恨みは5,6月(陰暦)の霜」という。その声が選挙に響くだろうか、さらに沈み溜まるであろう。それが恨(ハン)になる。大型台風で流れるかもしれない。 

朝鮮通信使の道をたどる

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 日韓合同でユネスコ世界記憶遺産へ登録申請した「朝鮮通信使」がほぼ登録が確定されそうである。日韓関係の小康状況を表すように昨日「楽しい韓国文化論(2017.10.21)」で真弓智恵子氏により「ソウル~東京2000キロ、朝鮮通信使の道をたどる」という講義があった。真弓氏とは初対面、予備知識はゼロの講師であったが一瞬に親しくなった気がする。彼女には私のブログなどで情報が十分伝わっているようである。ソウル-東京間友情ウオーク、参加費55万円、52日間ほぼ歩いたことには驚く。彼女は佐賀新聞社記者出身、フリーライターであり取材力によるウォーキングであった。朝鮮通信使を支える広域縁地間の文化交流や親善に寄与するという。2017年4月1日~5月22日の合計1158キロ、ソウルから龍仁、安城、水安堡、聞慶、安東、永川、蔚山、慶州、東萊、対馬・・・東京まで歩行した。日本人、韓国人、在日の方々など参加者で完歩したのは19人その過程で寝食、対話、苦行、観光が行われた体験談であった。そこには日韓の比較、歴史紀行、付き合いなど多様な意味が聞き取れる。特に酒と豚肉のお話など楽しく、優れた話術も面白く、とても新鮮な文化論になりそうで出版が大きく期待される。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

ポピュリズムが消えた

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 昨日いつものように教会に行った。教会の正門の近くの左側に貼られた選挙候補者のポスターが目にはいる。今度の選挙では町角演説やスピーカー宣伝の音響、テレビ報道も少なく感じられた。以前は拍手部隊を動員し、広場演説集会などが中心であり、選挙の雰囲気か、熱風か、順風・逆風などで表現された。今度は全体的に静かな選挙期間であった。閑散たる村町の現象であって都会とは大いに異なるかもしれない。しかしここも日本であり全体の状況を示すに違いないだろう。静かな雰囲気から私は成熟した民主主義を感ずる。大きい結果の選挙であった。特に私には小池劇場のポピュリズムが消えたように思われた。国民は民意を行使する正しい識見や批評、政見の力を持っていると感じた。これは他の周辺隣接国家にも影響してほしい。
 

地図

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 ある在日の牧師が韓国に行かれて起立して「獨島(竹島)は我が(韓国)土」を歌いながら泣いたという。彼は民族を忘れることはないのが良いと熱弁した。それはワンアジア支援講座の礒永和貴氏担当の「植民地から見る地図」の即後であった。地図は領土と民族主義の塊と言っても良い。平昌オリンピック宣伝広報地図に日本がないと韓国を非難する。しかし植民地期の日本の地図にアジアの半分、そして広大な海を日本帝国の拡大を示す帝国の膨張が描かれている。太平洋を中心にしてソビエト・東アジア・オーストラリア・太平洋の島々、アメリカ、カナダ・メキシコが表示されている。本図の下に「太平洋に於ける列国の勢力」「日本爆撃機行動区域」が掲載され、あらわに日本の「仮想敵国」を指している。オーストラリア・インドを含む地域が線で囲まれていることがわかる。当時の地図では日本の「領土」は今北朝鮮の核ミサイルの射程より広い。有益な講義であった。

 

『女範』が「女犯」

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 今の時代では自作出版もできる。しかしよい出版社、よい編集者の手を加えて行う必要がある。数日間ほぼ最終段階のゲラの校正をした。執筆から推敲、校正などで自分の原稿を読んでいく。読みやすくなっていく。嬉しい。先日読書会である人の文章を読んで、専門用語を羅列、難文の例を話題にした。この度の校正などの過程を通して出版社、編集者の存在を重く感じている。読みやすく、解りやすくなっていく。名文のように読んだ。しかし大きいミスを一つ見つけた。李朝時代の女性教養必読書の本『女範』が「女犯」になっていた。今までその誤字が見つからず通ってきたのが不思議。意味の真逆のミスがなぜ初稿で見つからなかったのか、自分で驚いた。18歳の少年が81才の少年になったミスが注意例になっているが、『女範』とは真逆の「女犯」も良い例であろう。これだけでもこのたびの校正は大きい成果である。

政治漫談

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 市内のある食堂に張られたポスターを見て訪ねて来た人がいた。鳥取在住の映画プロヂューサー森崎氏、下関で映画の一部分を撮るためにエキストラなどの相談であった。韓国の監督による映画でただ日本との関連で下関でのロケがあるという。90年代の背景、当時のシルバーカーなどの話になった。看板などの設置はどうするかと質問してみた。それは韓国の映画では技術が進んで映像で処理するという。それを聞いて劇映画の漫画化のように聞こえたが彼は韓国の映画文化が日本より先に進んでいると称賛した。日本の政治は保守自民党、子供が親の後援会の世襲により親のイメージを背負って人気、野党の分裂などで遅れた後進国のように、話は広がった。映画から政治漫談のようになった。

「歩きスマホ」ホノルルで禁止

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 歩きながらスマートフォン「歩きスマホ」が10月からホノルルで禁止、罰金があるという。講義中多くの学生がスマートフォンを見るのをどうするか。私は留学生たちが単語を調べるなどには役に立つと思い許容したが、教員の生の声では話に集中せず、スマートフォンを見る人が多くなって困っているということだった。私は私語も多少許している。それは留学生同士に通訳が必要であるからである。ただ厳しく規制するのではなく、その是非を議論し、納得した上で決めた方が良い。居眠りの学生にも本人が納得するようにイメージが悪くなることへの憂いを話して直った。昨日講義中にそれの良し悪しを話題にした。まだ決めていない。しかし学生自ら考えるだろう。私は読み物、パーワーポイント、映像、討論など多様な学習方法をとっている。講義でもっとも重要なのは民主的な思考の実行である。

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