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Channel: 崔吉城との対話
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アジア共同体の最終講義

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  昨日15回のアジア共同体の最終講義は財団の首席研究員の鄭俊坤博士によるアジアの多様性に関するものるだった。アジアには酷寒と熱帯に広がる広い地域に45の国家がある。人口は常に移動する。古くは自然環境により移動したが現在は平等、自由な都市に集中する。都市は文化を創造する。多様なアジアの未来は明るいと結論付けた。私はアメリカが憧れであることは能力を認めてくれる点であると付け加えた。
 財団から19人の学生に奨学金が授与された。最優秀者イスンアン君が家族の延長線でアジア共同体が議論されたと言いながら感謝の言葉を言った。櫛田宏冶学長が最後の挨拶をして大学総挙の体制で行ったことで締めくくりをした。私の研究室で鄭博士をの囲って談笑が続いた。鄭博士の日本語は完璧、言葉は多様性の象徴的なものでありコミュニケーションの手段である。日本語の完璧な日本人の話術はどうであろう。その多様性は次年度に続くであろう。


遅ればせながら新年会(?)

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今日は1月末日、昨日遅ればせながら新年会(?)、小倉教会の朱文洪牧師と昼食を楽しんだ。彼も私のようなニューカマー、日本生活の期間もほぼ同様である。彼は牧会、私は教育をしながら暮らしている。彼は主に在日を、私は主に日本人を対象にして生きてきた。共通点も多い。それはキリスト教である。しかし、昨日は食前の祈りはいつものように声を出しての祈りではなく、各自黙祷、日本社会を配慮した。彼は下関で一番景色の良い盛餐と言いながらビールを注文した。意外なことであった。牧師と教授が逆転したようであった。韓国の牧師は禁酒、禁煙であるから私が牧師のように感じた。彼が私より日本化されたように感じた。牧師は幼子からインテリまで知的レベルが混在している人を対象とするが、私は大学生以上のレベル、一応知識人を対象とするのとは対照的なことを感じ、彼の職業の難しさも、感じた。私は教会の話題はしなかった。彼は私も知っているある信者、最近97才で亡くなられた彼女は人と会う度に相手の年齢を聞いて、「まだ子供だ!」と歳で相手を抑えてから話を主導すると分析しながら懐かしそうに語った。私も老人癖もは控えようとはするが、昨日は韓国の発展過程を経験的に語ったことがやはり老人癖が出たような感がある。


 

第23回『崔昌華記念北九州人権集会』

 題:「死者への手紙と永生園」

-強制徴用歴史的問題と在日居住権--   

映画と発題     

・映画解説「死者への手紙」 林えいだいさんの記録ドキュメント。

      長崎近くの海底炭鉱に連行・強制労働させられ死んでいった179人の朝鮮人坑夫たち。生死さえ知らされず、何の報償も得られず、遺されたものたち。韓国、長崎、そしてサハリン--。死んだ男たちの無念の思いを胸に書き綴る渾身のルポ。九州朝日放送製作放映、91年民放祭教育部門最優秀賞受賞。

・発題者紹介

崔聖植(チェソンシク)北九州出身。司法書士・朝鮮植民地支配から始まる在日コリアンの居住権を訴える。

金貞子(キムジョンジャ)北九州在住。永生園語り部・筑豊炭鉱犠牲者納骨堂として建立された経緯を証言。

 

l  日時  2月11日(日) 15時-17時

                          会費なし(席上カンパあり) 駐車可

l  場所  在日大韓・小倉教会/西南KCC

 (北九州市小倉北区大田町14-31 電話・FAX 093-521-7271

l  主催  北九州人権集会実行委員会/日本基督教団九州教区北九州地区

    ヤスクニ・人権委員会             

問い合わせ 川本(090-4349-1953) 兼崎(093-391-7055) 朱(093-521-7271) 

       

賛同団体:外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会(外キ協)「NO MORE 倭乱!」実行委員会 八幡製鉄の元徴用工問題を追及する会 パトロ-ネ 北九州・在日朝鮮人教育を考える会 在日大韓基督教会社会委員会 (同)・西南地方会社会部 西南KCC 北九州共生文化講座・トラジ学園 全国教会女性連合会 西南地方教会女性連合会 全国青年協議会 小倉教会 (順不同・続いて賛同団体を募っています)

 

 

 

 

 


鼻出血

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 韓国では熱心にすることを「鼻血がでるほど」と表現する。私は過去鼻出血の体験が一度もなかった。入試勉強の辛さを覚えていないし試験の目前にも熱中することはなかった。好きなように普段少しつつするのが常であった。しかし昨日は突然研究室で多量の鼻出血があり、私はもちろん同僚、学生、保険師、家内が主治医の池田先生にまで連絡するほどの騒ぎになった。血圧がかなり上がっていた。ハードスケージュルであったのは事実であるが、それは日常のことであって、この鼻出血は不思議に思う。ただ高齢者であることの赤信号であると受け止めるしかない。お世話になった方々に申し訳なく思う。そして感謝である。

入院

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昨日は安静にして一晩過ごし、血圧も安定、家内が出勤しようとした朝8時過ぎにまた鼻出血、抗凝固剤を服用しているので出血が止まらず救急車で病院へ。止血処置をしても完全には治まらず、様子を見るため少し入院することになった。最近看護師の家内の看護に幸せを感じている。しかし、命の短さを感じ失望していた時、医師の倉光氏の言葉に慰められた。薬の調整が必要だとわかった。

激痛と安楽

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入院して鼻出血の経過観察中だったが止血されておらず電気メス(?)で止血処置をしてもらった。

激痛に耐えるのに力が入るのにナースは楽にしてという。この半端ではない激痛に安楽にという矛盾の中、7~8回くらいの焼却処置(?)だっただろうが私には10数回に思われた。後で家内と一緒に先生に呼ばれてお話を聞いた。鼻には異常なし。耳鼻科の治療は終わったとのこと。後は内科で薬をコントロールするように、自分は薬に関してはタッチしないとのことだった。新井先生は荒くて大胆な仁術を施す医師だった。本日退院、月曜日には内科受診予定。以上経過報告です。読者の皆様にご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした。そしてありがとうございました。

退院

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 以前手術、入院した病院に入院して昨日退院した。ソルジェニーツィンが書いた刑務所と病院は似ているという文を思い出す。帰りに主治医の内科によって緊急診察をうけて、投薬の調整について説明を聞いた。また生かされた感がする。血が止まって全体的に安定していくようである。心臓薬として有名なサラサラ薬が効き過ぎ、危険性が知らされた。薬と安全のバランスをとる必要がある。心配なのは大学の研究室のある7階まで行くのにエレベーター故障。物品の取り寄せのため止まったままである、大手企業三菱製が故障して3週間近くなるのになおらないということは問題である。その研究棟での仕事は中止せざるを得ない。

 島根県松江に居住する酒井先生の書評が山陰中央新報に掲載された。私が住んでいる山口ではない、他県の新聞読書欄に掲載されたことに非常に光栄と思っている。

安静「怠け者」

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 多くの方から無理せず安静にするようにと言われており、安静にしようとしても何が安静なのか、分かり難い。私はただ「怠けもの」になることではないかと感ずる。楽ではないが苦(痛)と叫ぶほどでもない状態であり、だまっていることは辛い。考え、書き、話す、などは私の日常である。安静はそれをしないで休んでいることであり、私の偏見の「怠け者」になることのように思われる。昨日千葉に住んでいる義理の姉からその地域の読売新聞に拙著『慰安婦の真実』の広告が出たという電話があった。まだベストセラーマークが付いて売れ行きランキング上位を維持している。出版社には製作過程から広告まで大変お世話になっている。また知人、読者からの書評、コメント、励ましに感謝している。慰安婦合意は慰安婦問題からかけ離れ、「約束」を守るのか破るのかの信頼の問題に変わってしまった。約束を守れないときは謝罪するのが礼儀である。謝り、感謝などにより日韓関係も良くなることを祈る。

回復している

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 多量出血の関係で多少気力が弱くはなってはいるが、徐々に回復している。慰められることが多い。お見舞いの電話、メールなどが多かった。拙著『慰安婦の真実』の5刷の話、島根の「山陰中央新報」に掲載された酒井先生の書評が届き、北九州宣伝広報誌の「KITATAMA」に掲載された冊子をいただき、東京の有名な月刊誌からのインタビューに来られると言う話、などなど嬉しく感謝している。昨日藤中、権藤、林の諸氏により作業が行われ、出版記念会の案内往復はがきを投函したようである。病弱になると気が弱くなるが、一方助けを求め、協力を願う勇気が出るのは不思議である。


「鼻にかけると鼻飾り、耳に掛けると耳飾り」

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 日本の寒波、暴雪のニュース、寒波の中でのオリンピック、台湾の東部花連で大きい地震があったという本日のニュースを聞き、台湾の友人、知人を思いめぐらし、考える朝の始まりである。オリンピックの政治問題は常に注意されながらも強化している。国家間競争のゲームが面白いところでもある。米朝関係の緊張関係から生じた南北合同チームが劇的にでき、統一を悲願とする半島の夢が叶うかもしれない。昨日北朝鮮の万景峰92号が韓国の東海港に着いた。私も乗ったことのある大型客船である。韓国には反共法が存在する。それに反するが「例外」だという。偉人は法律を超えて大きい業績を残すかもしれないが、人気大統領も後に問われるときはその法律が足鎖になるかもしれない。「鼻にかけると鼻飾り、耳に掛けると耳飾り(코에 걸면 코거리, 귀에 걸면 귀거리)」という重大な価値観や法意識の乱れになるのはどうするのか。広い見識のある指導者が欲しい。世間の人気や噂に敏感な参謀たちの顔が浮かんでくる思いである。
 元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさんの死に方を考える。「急死」と報じられているが本人は死を覚悟して終結をきちんとしたことに注目したい。入院中、看護師に向け「娘のことが心配」などと語りながら死後のことを整理するなど終結をして、病名など死因を家族にも秘密にして亡くなられた。とにかくきれいに整理して死んだ例である。なぜ死ぬ前に死を認めたのか。宗教とも関係があるのか。死後観はあったはずである。私は死んだ後も何らかの形で家内などとコミュニケーションができると信じている。人は死んでもいろんな人の心に生きる、それが私の死生観でもある。

       

私の全集出版の状況

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 古い友人であり同僚である金田晉教授が私の恢復状況を見て冗談で「なかなか死なないね」と、一昨年の死境をさ迷う手術を思い出してくれた。今度の出血の時も家内が出勤直前であって救急車で運ばれたのである。長い人生を振り返ってみると数回死境があったが残された。誰か私の人生ドラマの脚本家(神様)が存在すると思う。そのような状況に周りの人は私に残された仕事がまだ残っているからだと慰めてくれる。昨日韓国ソウルの民俗苑社長と相談した。私の全集出版の状況などが分かった。去年私が企画、日韓両語の7冊セットの『絵葉書から見る近代朝鮮』(写真)が高価にも関わらず日本で多く売れていること、韓国でその3分の1ほどの売れ行きだという。本の製作はもちろん、販売について苦言を言った。一緒に書店に寄った。私の本が店頭と地域など3か所に平積に置かれている。この人口が少ない下関で、すでに数十冊が売れたということは私がこの町で愛されていると感じた。電話で私の出版記念会に下関の前田晋太郎市長が来られ、ご挨拶をしてくださるとの連絡があり、本当に嬉しかった。

月刊誌にインタービューされた

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 大学のエレベーター故障解消の知らせがあった。嬉しい。しかしまだ安静の時。昨日は東京から有名な月刊誌の記者から拙著『慰安婦の真実』について自宅でインタビューを受けた。彼は主に文学、芸能、スポーツなどに関する記事を書くベテランであり、下関は初めてだという。ヴェランダに立って絶景だと言った。私からのサービスである。話は楽しく、スムーズに行われた。拙著で紹介した慰安婦帳場人の日記は慰安婦の真実を知る上でこの以上良い資料はないと断言した。ただこの一冊で慰安婦全体が分かるかという愚問がある。資料を読まず反対か賛成かという社会運動者こそこの本を勧めたい。この本がまだベストセラーマークが付いている。読んで欲しい。 

平昌冬季オリンピック開会式

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 嫌韓派たちは嫌な政治オリンピックと嫌ったかも知れないが、昨夜辺鄙な山の中、平昌で、冬季オリンピックの開会式が行われた。そこにそんなにたくさんの人を集め、2時間たっぷり予定通りに進行し、世界を感動させたのは成功的に評価される。パーフォーマンスは政治とは別に評価しても良い。世界の映像技術、韓国の政治力、実行力などが総合されたものと言える。客観的とはいえ、言葉以上に実行するのは難しい。まず自分の態度、例えば否定的な態度を克服しなければならない。
 私は貧困時代の1960年代に韓国で、辺鄙なそして貧困極まりないこの地域、太白(黄池)と寧越の炭鉱村、旌善アリラン、李孝石の「ソバの花が咲くころ」(小説)の蓬坪町や、山村の新里火田民を調査したことでがあり、その村の祭りとしてオリンピックを見て感動したのかもしれない。私は華麗な夜空の映像をテレビので観ながら戦後の韓国の歴史の流れを感じた。私の恩師たちがアメリカに留学して帰国して、実用主義を教育し、数人の先生は文部省の長官などの役職までして韓国の教育を担ってきた。その初期に教育を受けた私は、その結果を昨夜見たのである。

『慰安婦の真実』の出版記念講演会のご案内

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 拙著『慰安婦の真実』の出版記念講演会のご案内

時:2018年2月24日午後3-5時

場:下関シーモールパレスルビー

下関市長をはじめ、多くの市民が参加する予定である。著者のサイン入りの拙著を差し上げて、著者が講演し、読者の感想、談話の時間を持つ予定である。すでに呼びかけ人たちから招請状が送られておられる方もおられるかもしれないが、遠くの方には失礼になったかもしれないが、お知らせであり、案内ですのでお許しを願をいたい。ご参加を希望される方は17日までご一報してください。

 

スポーツナショナリズム

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 スポーツナショナリズムが懸念される。特にオリンピックは主催国家(本当は都市)によってナショナリズム、国益のために運営されているのが常である。今度の韓国の場合、政治オリンピックとなっていて懸念する人は多い。平和を訴え、南北合同チームがスイスに惨敗した。合同チームがアイスホッケーであったのは皮肉にも日本の植民地を思い出させるものである。日本は満州支配において開拓移民を促すために寒い凍土にアイスホッケー、スケートなどのスポーツをもって日本の近代化のイメージを定着させようとした。満洲映画はスポーツを背景にした場面を多くみることができる。私の指導を受けている林楽青氏はその満洲のイメージ形成のプロセスに迫って研究している。

太陰暦

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 日本在住の韓国外交官の年中行事の日程を見たことがある。韓日両国の休日は休務するという。それに限らずカレンダーには外国の祝日、クリスマス、バレンタインなどが多く入っている。古く遡れば太陰暦で中国発の年中行事が多くある。明治以来のいわば西暦化、カレンダーは西暦になっても年中行事には陰暦が旧暦として残っている。日本の統治下に日韓の両民族はカレンダー、年中行事をめぐる葛藤があった。戦後も李承晩・朴正熙大統領時期にもそうであった。その後伝統的な年中行事はほぼ復元されて旧暦化され、旧正月、秋夕等々が守られている。
 私は若い時から年中行事のリズムに乗らず自分の生活リズムを作り出した。韓国の民俗学会で伝統、民俗への復元運動にも否定的であった。日本では旧暦化への話はほぼ聞いていない。しかし私の同僚であり友人である金田晉教授が異例にも旧暦行事に注目し、昨日の「毎日新聞」全国版に東アジアとの文化的交流を主張している記事が載っている。ワンアジアの講座でも語っておられた。私が勤めている大学にはこのような全国的に著名な研究者が多いが、この山口地域のメディアに報道されることはない。地域では「郷土愛」「地元主義」以外は意識されていない。その根本的理由は政府の地方への「左遷制度」にある。大英帝国は植民地に優秀なエリートを送った制度を想起べきであろう。


バレンタインデー

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今日はバレンタインデー。昨日、私の学生だったが今は韓国名門大学の教員の中村八重氏が💛マークのチョコレートをプレゼントしてくれた。嬉しい。学長をはじめ多くの人と味わって談笑した。私は以前イギリスのブリストルで植民地博物館で展示されているタバコと香辛料の歴史に関心をもって見たがそのアフリカ植民地歴史を調べたことを思い出す。イギリスやフランスなど欧州諸国がカカオの味を知りアフリカ植民地で栽培させた。チョコレート商品にはGHANAとかBELGIUMなどの文字が書かれているのはその歴史を物語るのである。ベルギーのコンゴでの残酷な支配は西洋諸国で問題になったのは周知のとおりである。今はベルギーのチョコレート商品が有名である。アフリカ植民地からチョコレート産業、バレンタインデーと結びつく略史を思い出し、話した。先生と学生を復元した状況となった。失礼になるか、喜びか、のような時であった。

 

分断国家でよろしい

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 突然の統一ムード、朝鮮半島の統一に関してある週刊誌から電話インタビューを1時間弱受けた。寒い夜空の芸、パーフォーマンス、「美女軍団」、南北融和ムードをどう見ていたかと。難しい質問。統一と分断への私の意見を求められた。私は朝鮮戦争の苦境を経験し、陸軍将校として愛国的な経歴を持っている者である。北朝鮮を敵対視して来た年月は長い。一方朝鮮戦争でも韓国が守られて民主国家として発展してきた戦後史をよく知っている。水拷問、性拷問などを平気で行った独裁政権に民衆が怒って起こした民主化運動により発展した民主国家、貴重な国家であると思う。今分断国家の悲しさ、統一の念願の民族的なアイデンティティーはそれほど重要ではない。海外同胞は多い。その地域も広い。ディアスポラ的な民族的ネットワークでも可能である。折角作られた民主国家の韓国をそのまま持っていくのが大事であろう。私は統一より分断国家でよろしい。中国のような大国主義は要らない。統一研究院の世論調査でも韓国の若者世代では分断国家のままの意見が高くなっていく。最近文大統領の行動は「赤化統一」に近く感じてしょうがない。

挑戦的に生きる

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 私の体調が悪くて休んでいた記念会の打ち合わせ会と読書会を昨日行った。報告書の出版などが話題になった。私は最近出版関係者や雑誌などのインタービューアーとの交流で重要なことを知ったことを話題にした。人口減少、本が売れない、新聞が売れないという悲鳴を聞く。その潮流に乗らず、否遡る現象を見ている。出版社などは著者の書下ろしから始まってリライトや校正、印刷などの製作過程が尖鋭化して、さらに販売まで一貫していることに感動をせざるを得ない。大学や病院もそのようにするところがある。教職員も講義から募集と就職まで一貫している。病院も治療から社会福祉まで幅広く統合的に営んでいるところがある。これは廃れていく高齢化社会を挑戦的に生きる知恵であろう。

約束

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 自ら約束をして破る人が多い。私は若い時、約束を守れず大きい失敗をしたことがある。約束を受けてスケージュルを組んだものが崩れる。日本では約束して、直前にキャンセルする人が多い。それが一般化してキャンセル料を払わされるようになっている。約束は人間関係の最も基本的な信頼関係である。できれば守るのが良い。約束は小さなものから契約、法律的なものまでさまざまである。国家間の条約も守るべきである。イギリスは香港を中国へ返納した。約束を守ったのである。慰安婦合意を守れないことにより日韓関係に約束の実行が問われる。守るべきであろう。

羽生結弦選手

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今回のオリンピックではフィギュアスケートなどを見ながら半分舞踊やダンスのような美の祭典のように感ずるところが多い。音楽と振り、ダンス、芸、テクニックなどの総合芸術であった。つまりスポーツゲームの美化、パフォーマンスを重要視することを強く感じた。スポーツは練習、力、技の試合だと強く主張する人にとって観衆による勝負が明確ではないなど、このようなスポーツに否定的な人もいるかもしれない。私は女性監督のレニーがヒトラーやオリンピックを美的に撮影したのを称賛した時、冷笑した人が多かったことを覚えている。オリンピックをテーマに討議した時もこのスポーツの芸術化の問題を提議しても載らなかったことを今でも残念と思っている。しかし、いま多くのゲームが美化、芸術化していることをシンクロナイズ、スケートなどで見ることができる。オリンピックはスポーツの美化にも貢献できると思う。羽生結弦選手の勝利はその頂点に立った。日本は早くも満州で当時アジアでは先進的なスポーツとしてスケートやアイスホッケーなどを奨励した。満洲映画にはそれが歴々と残っている。昨日の博士論文発表会でも触れられた。学位論文まで頑張った林氏の3年間のご苦労の慰労夕食会が倉光誠氏家族と一緒であった。
  
 
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