遠隔授業の日本文化論で「食べ物」について話題にした。営養、味、食材、文化などに触れた。特に和食の「生食と粘り気」について触れた。学生たちの反応が面白い。二人の中国からの留学生の文を要約して紹介する。
2年生鄭重さんは日本の食べ物は 中国の味とは違い「慣れない」。甘く、辛くない。日本料理は食品の元の味を維持する。さっぱりしている。日本の朝食は単調な感、中国では市内に無数の朝食店がある。都市ごとに特色がある。一般的に中国では一人でレストランで食べることはなく、みんなで一緒に食べる。日本ではホームシックになる。
3年生の鞠衛テイさんは日本料理は「精緻」「美観」である。中国の料理は「色、香り、味」が全部そろっている。日本食は「色」と「形」を重視している。寿司、ティー、ラーメン。料理とは美味しさが本当である。
今私が精読している。18世紀の朝鮮通信使の3人は日本食は「味が薄い」「おおむね甘い」「辛くない」「笑うべき」という。当時日本では朝鮮料理に注目、「きみすい」(キムチ)の作り方が解説された本も刊行されていた。