悲報
研究所に本が溢れて整理すべく、本棚を別棟5階から7階まで家内と一緒に静かにに、うす暗いローカから運ぶ作業中、突然現れた理事の徳永氏が助けてくれた。所長室も高級椅子が揃えた。もうそれ以上動けない、疲れた。...
View Article学問の自由
大学は変わりなく静か、キャンパスで広島大学を定年して本学に来られた岡元教授と立ち話、また新しい学期の出会いである。ある地域新聞の記者とオンライン授業などについて放談した。彼は高齢者であるが記事を書く現役の記者、仕事を続けておられる。...
View Article「絶縁」
昨日戦後の日韓関係を生きてきた私として「善隣友好」は無理、「絶縁」と書いた。国家の政策からではなく、人と人の関係から考えてみたことである。人間関係を拡げて生きるのは誰しも同様。しかし中にはいろいろ、遠避け、絶縁、あるいは消えていった関係も多い。友人、同僚、隣人などの関係でも不便な関係を避けて、切ったものも多い。切っても切れないのが血縁と思われる。...
View Article慰安婦の李容洙
「ペスト」小説で、ある少年の死について医師のリウが悲しむのに、パヌル神父は「祝礼」という相反する態度が書かれている。死をどう受け取るべきか。今マスクと手洗いは教養レベルを超えて死との戦いである。「世界一衛生的」と思われる日本も非常宣言を解除した。KBSニュースではまだ憂いの中の宣言だと非難、なぜそうなのなのだろうか。韓国と同様日本も自画自賛、韓国は政治家を、日本は国民を褒めているのが異なる。...
View Article感謝
今まで長く書いていたブログが突然投稿できなくなり、大変困っていました。多くの読者から問い合わせやご心配をいただき、また、いろいろご助言などをいただきました。特に堀まどか、大川、田中の諸氏からの情報提供に感謝します。昨日名古屋の南山大学の上田君との通話でブログを復帰させることが出来ました。万歳と叫んで喜びました。今日から平常通りに書けます。有難うございました。...
View Article「親日賛美禁止法」
大学は変わりなく静か、キャンパスで広島大学を定年して本学に来られた岡元教授と立ち話、また新しい学期の出会いである。ある地域新聞の記者とオンライン授業などについて放談した。彼は高齢者であるが記事を書く現役の記者、仕事を続けておられる。...
View Article大川 純一氏
最近スズメなどを見て楽しむ時間がある中、昨日鳩が大学2号館に入っているのを見つけ、階段を登りながら追って9階の最上階まで追ってまた5階、7階、6階などへ、家内窓を開けて私が傘を開いて外に出すことが出来た。元気よく飛んで行った。疲れてしまった。海岸では烏が鷲を追い出す、縄張り意識かな。人も縄張りは強い。...
View Article自分史的な植民地研究史
カミュの「ペスト」終りに近い。死との戦い、人生に触れている。深く考えさせられる。今、80余年の自分の人生を振り返って考えている。戦争や伝染病などで多くの人の死を見てきた。自分史的に、分からないうちにドラマのようなストーリーが出来上がる。なぜこのような人生になったのか。その中で一つは学問という一抹の出来事を考える。...
View Article『映像が語る植民地朝鮮』
コロナも終息へ向かうかと思ったら海峡の向かい側に感染者が発生、再び危機感が迫ってくる。そのニュースを聞いて中国の大連理工大学の林楽青氏から安否の電話があった。遠隔授業対応をし、学生たちから操作トラブルがあり、対応に悩まされていると話した。大連では別状はないという。...
View Articleペストとコロナ
コロナ進行と終息への過程と並列的に「ペスト」を読了した。最初翻訳の文が良く理解できず、あるページは何も分からないまま読んだ。しかし最後まで感動的に読んだのである。私には日本語はまだまだ外国語のようである。時々辞書を開いた。英語を読むより日本語の方が益しになったかなと思えるくらい、日本語の読みに少し自信がついた。...
View Article『孤独な群衆』
遠隔授業の3週目が過ぎるが多くの学生から機械的質問がある。確認のために研究室で平澤准教授に相談した。問題なく機能していると確認していただき安心した。10年ほど前から私は映像によるアジアの大学院の共同講義を提案し、Skypeなどで時々実行してきた。コロナにより、より早くなっている。...
View Articlecurfew
アメリカで戒厳令が出ている。広範な略奪、門限は午後8時から翌朝の午前5時まで移動禁止、NY市全体の門限を課すという。アメリカは大統領の独裁か中国は共産党の独裁、戸惑う朝である。私には戒厳令は韓国で多く耳にし、慣れた言葉である。...
View Article金載圭裁判
間違いなく韓国の民主化は金載圭氏の朴正煕の暗殺によるものである。内乱目的の殺人罪は無罪という歴史的・司法的再評価が始まっている。遺族が裁判所に再審を請求した。遺族は「判決」よりは「歴史」だと、その通りである。私の士官学校時代の上官の金将軍が裁判長、全斗煥が権力を横取、光州事件などで軍事政権は続いたが民主化になっていく、その渦巻きのなかで生きてきた私は今その時代を考えている。
View Article忠臣蔵
昨日は遠隔授業と中国から留学生博士候補者に日本人の死生観、自死、自殺、切腹、葉隠れ、武士道、忠臣蔵など講義した。学長は拙著二冊を手にして次の本を促すような励ましの話をしてくださった。...
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