朝倉敏夫『コリアン社会の変貌と越境』(臨川書店)
平凡な日常からの断絶(一か月間入院)によって私は「年末」という季節感が受け入れ難い。紅葉や木枯らしなどの自然の変化を皮膚で感じて季節を感ずることなく、浦島太郎のように季節が勝手に先走っているように感ずる。季節とは自然のリズムと人間のリズムが並行している。昨日ソウルの姉からキンジャンキムチ、広島の教え子からお歳暮のメロンが届いて年末を感じさせ、違和感のない日常をとりもどせたような気分である。...
View Articleクリスマス礼拝
昨日クリスマス礼拝に参加した。私は1960年12月25日クリスマス礼拝の時洗礼を受けてから丸55年になる。クリスマスイブから深夜早朝キャロル回り、鐘が鳴り、礼拝がいかに感動的であったかを思い出す。今は信仰より習慣になっているようであるが、今度の病気を通して信仰心も回復した。昨夜わがリビングルームに幸福の木の花が満開し、香りが充満している。嬉しい。...
View Article親切
下関市役所まで歩るいて往復することができた。途中友人の店に顔を出したり知り合いの新聞記者とも挨拶を交わした。大学の図書館で行わている日露戦争資料展示会にも寄った(写真)。人に会うたびに私の病気のことが話題になりお大事にの言葉をいただいた。韓国の占書には「挨拶を受ける運인사받을...
View Article講義再開
昨朝早く出勤し、久しぶりに講義「観光人類学」を再開した。今年の最後の講義でもあった。林、倉光、李の諸氏が助手になって準備と片づけをしてくれた。研究室に学長も来てくださった。病気以来保護を受けて恐縮と感謝の日々である。校内で会う人ごとに「回復が早い」と言われ、話す機会も増えた。講義では休講になったことへのお詫びと経緯、体験に触れた。...
View Article「壇ノ浦コースト」
私が住んでいる下関市の観光一番の壇ノ浦合戦地に加えて昨日愛称「壇ノ浦コースト」の銘板除幕式が行われた。下関港海岸の高潮・高波対策のための整備工事が完成してオプーンされた。その海岸道路を犬も一緒に散歩した。源平合戦や幕末ゆかりの観光地の一つである所まで数百メートルを歩いた。散歩道として愛用したい。...
View Article慰安婦
昨夜韓国KBS9のニュースを見た。もちろん慰安婦問題妥結という内容がトップニュースであった。4人の記者がそれぞれ報道記者レポーターが自分の名前を3回ずつ(間接紹介<막전 막후 순간들을 천효정 기자가 보도합니다>直接自己紹介<KBS 뉴스...
View Articleリズムが毀される
大晦日と正月を挟んだ長い休日が続いている。正月を二重にしている中国文化圏ではどうなるのだろう。新正月(陽暦)と旧正月、両方を休日としている。労働から解放されて休む、遊ぶ楽しい時期である。年の始まりの節目という年中のリズムである。しかし同時に日常のリズムが毀される。正規放送が少なく、特にニュースとドラマなどの番組で時間を意識しながら暮らす人はリズムが崩れるかもしれない。...
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