民族のルツボ
今日2016/10/8東亜大学・公開講座「ITによる東アジア共同体の構築」の2回目、 台湾・中央研究院民族学研究所の黄智慧氏「多民族多文化社会の台湾から見たアジア共同体の構築」を要約してみたい。...
View Article「世界の捨て子、アジアの捨て子」
世界でも最も親日的な台湾が日本と国交がない。アジアとはゼロ、台湾と国交のない国は日本だけではなく、世界の国の総数は195ほどある。国際政治の場で「世界の捨て子、アジアの捨て子」と言う。それが黄智慧氏の講義のイントロであった。そして3万年前からの人類史、芸術性のある文化、17世紀以降の移民、植民地、戦争などで多民族国家となったことへ進行した。...
View Articleエドワード・ゴーリー
人生の3分の2を信者として生活してきても生き方はそれほど変わっていない。ただ入信した時に大きく変わったのは確かである。今では礼拝の出席は日常、習慣となっている。昨日の礼拝の説教は長く、繰り返しで一つも心に残っていない。老後生活にはこのような窮屈な時間は嫌である。効果のない説教に私も壇に立って教え、講演などをすることが多いのでよく考えなければならない。...
View Article台湾の劉枝萬氏が叙勲
私の台湾の知人である著名な民俗学者、今年92歳の劉枝萬氏が春の外国人叙勲受賞者となったと先週講義に来られた黄智慧氏から聞いた。ネットでも報じられている。私が劉氏と初めてお会いしたのは日本留学前の韓国であった。その後日本で再会し、私が90年代台湾に訪問して奥さんとご一緒に伝統的なお茶通りを案内していただき、夕食までご馳走になったことがある。奥さんは生け花の先生をしておられた。...
View Articleなぜ勉強しなければならないか
授業中に高卒と大卒とは違いがあるのか、質問された。学歴差別にならないように説明できるか、考えた。今の大学教育では専門学校の方がよいと思う人もいる。大学の使命は何だろう。しばらく議論した。その時中国の留学生がなぜ勉強しなければならないかという大きい疑問が投げられた。私の出番である。...
View Article「亜細亜」の「亜」は「醜い、低い、次」
今週の土曜日10月22日は第4回目ワンアジア財団の支援公開講座が中国浙江工商大学の教授金俊氏が「近代におけるアジア言説の成立とその性格」についてなされる。アジアという概念が形成されてきた経緯が分かる。アジア認識の基本概念、内容の要点は次のようである。 「asia」という言葉は紀元前8世紀から紀元前7世紀にかけての頃、古代メソポタミアの人たちがエーゲ海の東を「アス」 asu...
View Articleオリエンタリズム
今日の第4回目ワンアジア財団の支援公開講座は中国浙江工商大学の教授金俊氏が「近代におけるアジア言説の成立とその性格」を担当される。アジアという概念が形成されてきた経緯が分かる。西洋人のアジア認識、...
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